愛は私を救う!

語彙力のないおたくのブログ

優しさとは何か

こんにちは。夏休みにバイトを5連勤して心が歪んだので2度としないと決めました。現在6連勤真っ最中の過去に学ばない女、ユウカです。

 

私は昔ながらの喫茶店(いわゆる純喫茶)でバイトをしているのですが、休憩中にコーヒーを飲んでいたら先輩に物凄く驚かれました。

甘党だから苦いものはダメなんだと思っていたそうで……(私はブラック派なんです)

先入観って怖いですね。

 

 

以下本題。

前回の記事ではType.2奏多とType.6唱の比較をしました。

 

kyono0221.hatenablog.com

そこで今回はType.3響&玲とType.4階との比較をしていきたいと思います。

 

また恋歌ロイドかよって?そうだよ。

 

本記事には恋歌ロイドType.3響&玲とType.4階のネタバレが含まれます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はい。

この記事を読んでいる方はもれなく既にご存知かと思いますが、前回同様各ロイドについて軽く説明をば。

Type.3響&玲

双子のレンカロイドです。乙女業界には珍しい、飴と鞭のあるドS。

もしこの記事を読んでいて聞いてない人がいたら今すぐ聞いてください。

 

 

 

 

Type.4階

不器用でシャイでツンデレなレンカロイドです。ナチュラルに彼氏。

義務教育なので聞いてください。

 

 

 

 

レンカロイドは告白の言葉を持たないので、当然マスターと恋愛関係になることはないのですが、その中でも比較的やりたいようにやってた組です。

彼らは、人間同士のコミュニケーション不足による『孤独』をサポートするために開発されただけあって、非常に人間の感情に敏感で、皆一様にマスターの心をとても尊重しようとします。

その尊重の仕方が対照的なのが双子と階くんです。

 

 

結論から言うと、

『今のマスター』を肯定することで、『未来のマスター』を守ろうとしたのが響と玲

『今のマスター』を否定することで、『未来のマスター』を守ろうとしたのが階

と言うことができると思います。

 

 

双子の優しさは最後の「お前は一生俺たちに囚われてろ」という響の台詞に詰め込まれています。

「一生囚われてろ」ってことは、暗にこの1ヶ月の思い出を忘れることなく、大切なものとして胸にしまっていて良い、という許しでもあります。

つまり、今、響と玲に恋をしているマスターを肯定し、未来に繋げようとする言葉と取ることができるんです。


本来、配送ミスから始まった双子とマスターの関係は初めから終わりまで間違いでしかなかったものです。

その上、レンカロイドにとって恋愛は例外中の例外である以上「アンドロイドと恋をしました」なんて今後のマスターの人生でもしかしたら嘲笑されこそすれ、共感してもらえることなんてなくてきっといつか自分の気持ちに耐えきれなくなる時がくると思います。

でもその時に双子と過ごした1ヶ月を、最後に響が肯定してくれた事がマスターの心の支えになる日が絶対に来る。

あの別れの言葉の真意は未来のマスターの心を守ることにある。そんな気がします。

 


一方、全く別の手段で未来のマスターの心を守ろうとしたのが、階くんです。

彼は、自分に告白をしたマスターに対し、冷たくあたってそのまま別れる事で「レンカロイドに恋をした」ことは間違いだとマスターに伝えようとします。自分への想いを断ち切り、マスターに人間と共に生きて、幸せになって欲しがっている。

今、レンカロイドである階に恋をしているマスターを否定し、未来へ進む後押しをしようとします。

 

将来、マスターがロイドに恋をしたなんて事実がなかったことのように振る舞えるように、同じ時を生きる人と、生涯を幸せに過ごせるように、そのための選択肢を狭めることのないように、そして彼女が決して未来で苦しい思いを抱えないように。そう考えて階くんはマスターの元を去ろうと決意したのでしょう。

 

 

今のマスターを肯定することで、将来きっと辛くなるであろう未来のマスターを守ろうとする響と玲、今のマスターを否定することで、未来のマスターが苦しまないように守ろうとする階くん、相反する優しさが、とても良い対比になっていると思います。正直どちらも胸が痛いので勘弁してほしい。

ありがとうマリン・エンタテインメント………

 

 

結論が同じでも根本が違った奏多と唱に対し、双子と階は、異なる結論を出したものの、根底は全く同じである組合せと言えると思います。

 

 

それぞれの優しさ故の選択、そのどちらがより良い方法なのかは人によって考えも違うでしょうし、きっと正解なんてないのでしょう。

でも、彼らの分かりづらい優しさは、どちらもマスターの心を守るためにある。

 

 

RENCAROID is always with you.

彼らと別れた後ですら、響と玲、あるいは階という存在はずっとマスターの隣(心)にいるのだと思います。

 

 

 

彼らとの出会いにありったけの愛と、心からの感謝を。