愛は私を救う!

語彙力のないおたくのブログ

愛を知ることこそ人生(Code:Realize感想)

本当にお久しぶりです!!!!

ユウカです
転職活動真っ最中ですが、私は元気です。

 

 

コドリア、終わりました!!!

足がけ1.5年、長い戦いでした

 

6月に開催される、幻奏喫茶アンシャンテのオトドラまでに絶対コドリアクリアとアンシャンテ再プレイまで終わらせてみせる!!!!と思っていたので、なんとか4月中にクリアできて良かったです

でもまだFDあと2本ある。追々やります。

 

【総評】※ネタバレなし

私がもし人間であるとするならば、私とアンドロイドを区別するものは何なのだろうか

A.それは「愛」だよ

雑に説明するとこんな感じの話

髪の毛以外の全身から、大凡なんでも溶かす毒を出す体質のヒロイン・カルディアと、それぞれの理由でヒロインの父・アイザックを追うルパン一味が出会い、それぞれの過去や罪と向き合う中で、ロンドンや世界を救う物語

全ルート敵役が出てくるんですが、揃いも揃って抱いている野望が壮大なため、5人中4人のルートで世界が滅びかける
みんなもう少し冷静になろうや


相変わらず共通は長めで、
オープニング→各攻略キャラひとりひとりに焦点を当てた章→ちょっとカルディアの秘密ちら見せ→個別ルートへ
という流れ

全体的に恋愛どころじゃない話が目白押しのため、ときめき・胸キュン要素は少なめ。
共通ルート時点で攻略対象全員カルディア(ヒロイン)のことが好きだし、恋に落ちる過程が大体「いつの間にか」なあたりがリアル

恋愛要素アリの小説とか好きならハマれると思う、RDGとかNo.6とか……世代バレ発言、失礼しました

後作となるアンシャンテに通じるものがそこかしこに散らばっていて、ジョーDの哲学とか信念を感じたし、ジョーDがその哲学を世に出す手段として、「乙女ゲームを選んだ」という事実が嬉しくて、面白かった

私のプレイ順は、
フラン→インピー→ヴァン→サン→ルパン
でした。
一通り終わるとなかなかよい順番で進められたと思います

まあフランとインピーは逆でもよかったかも?
ルパンがガチガチの攻略制限持ちなのはそりゃあそうなんですけど、サンとヴァンにも制限かけたほうが良くない!?!?

 

好きなキャラは、
フラン=ルパン>インピー=サン>ヴァン
好きなルートは、
ルパン>>>インピー>フラン>>ヴァン>サン
かなぁ

でも皆大好きです
どのルートでも一味が絶対的味方なの、愛

つらい現実の中の幸福すぎる

自ルート以外でも全員輝くから、余計一味感出てた。フルコンした後絶対みんな好きになる

 

以下、ネタバレ込み個別感想
いつもどおりプレイ順です

 

 

 

【個別感想】※ネタバレあり

【ヴィクター・フランケンシュタイン
シンプル有能お兄さん

物腰柔らか、かわいい系の顔立ちで身長がインピーの次に高いのもギャップがあって良き
ルートではルパン以外で唯一カルディアの体質改善成功するので、本作品のCERO担当になってたけど、触れ方が基本上品なのも好きで軽率に心を奪われました
でも屈したくないんだよな、cv柿原の男に......(私怨)(結崎のせい)

 

彼がいなければカルディアは通常生活も送れなかったから、実は影の功労者です。
まあ毒成分のジクテリウムを作ったのもフランではあるんだけど、彼が作らなくてもアイザックは「カルディア」にいずれたどり着いただろうし...


このルートはフランの問題とカルディアの問題をうまいことシンクロさせながら解決の道筋を描けたのが大変良かった。

ただ、フランをトップバッターに選んだため、
「エンディングではカルディアの毒に解決の糸筋が見つかるのか、よかった~~!」という頭になってしまい、後々辛い目にあった
フランが優秀すぎるだけでした

他のルートでも最終的にはフランがなんとかしてくれる気がする。
そんな信頼がある。

 

フラン自身は自分の技術力には自負があるのに、自己肯定感想が爆低なので、そのあたりカルディアの素直さと彼女から向けられるまっすぐな信頼で補っていけるのが良いコンビだな、と思いました。

 

 

【インピー・バービケーン
インピーは絶対、月に行きます!!!!!!

荒ぶり失礼しました。でもこれが全部です

ま~じで世界一いい男
旦那にしたい男ランキングだったら堂々の優勝
インピー自身がまるっと解決してくれるかっていったらそうではないけれど、前向きさと圧倒的光属性加減とで、「絶対なんとかなる」って安心感がすごい

ルパンルートで、ルパンから「インピーほど平和を愛しているやつなんていない」と評されているのも良すぎ、わかってんじゃ~んとなった(何目線?)

彼については出自が「人と吸血鬼のハーフで、吸血鬼のなかでも迫害されてきた」って突然の爆重出自がお出しされて吐くかと思った
共通ルートで伏線ばらまかれてることなんかアンシャンテで学んだだろ...となり、ヘドバンした。

そんな事情を知らないとは言え、ドラちゃんから復讐への加担を打診された時、きっぱり断れるインピーかっこよすぎる
私ならきっと冷静ではいられない、
じいちゃん以外の吸血鬼が、インピーの為に心を砕いてくれたことなんてなかったのに、そんな奴らのための弔い合戦に加わることを当然のように打診されたら、きっと怒りで頭真っ白になると思う

インピーが辛かった過去も幸せな記憶も、きっちり自分の中で消化して、糧にしているからこそこんな対応ができるんだよな

3枚目な立ち振る舞いをしている人が実は一番達観しているの、乙女ゲームあるあるではあるんだけど毎回新鮮に好きになっちゃう

 

 

【エイブラハム・ヴァン・ヘルシング
1番ピュア
眼鏡だしクール系だからインテリ枠かと思いきや断トツ脳筋でウケた。
飛行船レースの「ヘルシング砲」好きすぎる
インピー(インテリ人材)による脳筋の正しい使用方法の極致

個別ルートは地獄詰め合わせセットで頭抱えた
カルディアが怪物になるため生まれた器、ヴァンは後天的に怪物に改造されかけた人間

吸血鬼を殺してしまった事を悔やんでおり、悪夢に苦しんでいる」のが伏線だなんて聞いてないんですが???
フランにも同様の描写があったこともあり、全く疑ってなかった己の鈍さを恨んだ(インピールートぶり二度目のヘドバン)

愛し愛された記憶がある分キツイだろうに、種が明かされてから終始カルディアのことを気遣い、慈しんでたヴァンの柔らかい内面がでていて良かった。
ヴァンは優しさの人なので

ドラちゃんとの決着も良かったな~~~
許せない、憎めないドラちゃんと、許されたくない、突き放せないヴァン
こにの2人の関係性についてルパン一味やカルディア含めた外部が一切口出ししないのも思いやりと信頼で成り立つ一味を表してて最高

 

んでさ~~~アレスターね、
絶対コイツ裏切るな....(最悪予言)
と思ったら案の定ヴァンルートのラスボスだった訳だけど、裏切り方が最悪過ぎて二度見した
そもそも誰の味方でもなかったわ......

あとルパンルートで何か満足げに死んでいったのもまあまあ許しがたくない???何で勝手に救われとんねん

 

すまんが、どのルートに進もうがヴァンはそちら側にはいかせません
過去は変えられないとしても、この先の未来はルパン一味として仲間と楽しく「生きるのも悪くないな」と想いながら過ごしてもらいます、じゃあな~

 

 

【サン・ジェルマン】
Pretender

グッバイ!!
君の運命のヒトは僕じゃない!!!
辛い!!!!!!!!

 

資金源謎だし、仕事描写ないし、何の躊躇いもなくフィーニス刺すし、長髪糸目だし(急に私怨)、まっっっったく信じてなかったけど、
個別入っていきなり暗殺未遂&監禁されたのはさすがにびっくりした
ヤバさ成分を押し出して来るのが早いな??

 

展開としてはイデアとか魔法とか予言とか、いままでと世界観が違いすぎて困惑の連続だったけど、サンの祈りが切実過ぎて終始泣いてた。
結果翌日まぶたが腫れ、同僚にいたく心配されて大変気まずい思いをしたので責任をとってほしい

やっと巡り会えた唯一と思える存在を殺すしかない「宿命」を負ったサンジェルマンが、カルディアを盗み出し、光の下で何の衒いもなく歩み出せる「運命枠」のルパンへ向ける羨望が詰め込まれた結果の「あなたの救いになりたかった」ですよ

絶対幸せにしてやるからな……

そんな「運命」への羨望を踏まえつつ、
同じ「怪物」である自分だけはカルディアに触れることができる、と幸せそうなサンを見てお互いがお互いの救いになるカップリングが好きな私は大変満足しました

 

というか、他ルートラストで毎回「フランスに帰った」ことになってるけど、
イデアの命令って共通ルートから存在してたことが自明なので、これオムニブスにカルディアを殺さないよう直談判しにいってる可能性が多分にある。
見えないところで勝手に「救い」になろうとしないでほしい、仲間だろ!!!!!

 

 

【アルセーヌ・ルパン】
全てを覆す圧倒的運命力

 問題全解決!タイトル回収!!結婚エンド!!!を1人でこなす泥棒紳士

本編・FD・FDのFD全てでヒロインとのツーショパケを勝ち取る男が運命じゃない訳、なくない??


カルディアから「貴方といる時だけ私は人間になれる」って台詞が出るの好きすぎた、運命でしかないだろ

 

このルートはカルディアが敵に攫われている期間がまあまあ長い分、ルパン一味の関係性がしっかり見れたかも

特にカルディア救出前夜のルパンとヴァンの会話良すぎない!?!?
かつて吸血鬼と自分の心を殺してまで守りたかった愛する人(家族)が居るからこそヴァンの言葉に深みがありすぎるし、ルパンが唯一弱みを見せた相手がのがヴァンっていうのも信頼が感じられて良い


その後、後半にかけてのルパンは口を開けば名言しか言わない。

ほぼヒンメル(葬送のフリーレン)

 

ルパンルートでは全ての問題が解決するので、実質大団円ルートといっても過言ではない。ないのだがあっさり解決する(ように見える)ため、本人ルートであれだけ苦悩したサンの気持ち考えてやれよ!!!!!!!となり全私が荒れた

 

しかしアンシャンテしかり、コドリアしかり、かなり否定的な文脈で「神」が出てくるなぁ~という印象
神そのものの否定、というよりは人間のエゴや欲望を「神」の名の元に正当化したり盲信したりすることへの批判かな

 

ところで、エルロック・ショルメさんは本当に一体なんだったんですか???
FDで分かることを期待してます。

 

取り急ぎこんな感じ!
お付き合いありがとうございました